セイブル| 病院でもらった薬の値段Part2


セイブル
(ミグリトール)
 セイブル(三和科学研究所、主成分ミグリトール、薬価 25mg錠 = 29.7円)は、糖尿病の患者さんの血糖値コントロールに用いる薬です、セイブルが使われるのは、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが弱くなっておこる、いわゆる2型糖尿病の患者さんです。

セイブルは、糖尿病患者さんが食事を取ったときに、食物のなかの糖分が体の中に吸収されるスピードを遅くする働きがあります。そのため、セイブルを服用することで血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。

2型糖尿病の患者さんが食事をして、食物の中に含まれる糖分が体内に吸収されると、インスリンの働きが弱くなっているので、血糖値の低下が起こりにくくなります。そのため、2型糖尿病の患者さんが食事をすると血糖値の急激な上昇がおこり、血糖値が高い状態が続くようになってしまいます。

すると、血液中の大量の糖分が、血管や目(網膜)、腎臓や神経などを障害し、様々な全身症状をおこします。これら症状が悪化すると死につながることもあります。そのため、食事の後の血糖値コントロールは非常に大事です。

セイブルは糖尿病患者さんが食事を取ったときに、食物のなかの糖分が体の中に吸収されるのを遅くする働きがあります。

食物の中の糖分は、グルコースやフルクトースという物質が長くつながった物質(例えばでんぷん)として存在するのですが、人間の腸はこの長くつながった状態の糖分は吸収できません。そこで、α-グルコシダーゼという腸内の酵素によって、この長い糖分をばらばらにして、グルコースやフルクトースにもどすことで、糖分を体内に吸収させています。

セイブルは、このα-グルコシダーゼの働きを止める働きがあるので、腸内で糖分がばらばらになりにくくなります。そのため、セイブルを服用すると、腸からの糖分の急激な吸収を防ぐことができるのです。

セイブルには「おなら」という副作用があります。セイブルの作用は、見方を変えると、糖分の消化を悪くしていることになります。これは、腸内にすんでいる細菌にとっては、栄養がたくさんあることになります。細菌の活動は活発になり、そのけっか細菌は腸の中でたくさんのガスを発生させます。これが、セイブルを服用しておならがでる原因です。

まぁ、おならの回数が増えるというのは、普段の食生活でも起こりうることなので副作用といってよいのかどうかは正直わからないのですけどね(笑)。




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セイブル(ミグリトール)の構造式
セイブル(ミグリトール)の構造式


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