nature(ネイチャー)は、新聞の科学記事などにもよく出てくる学術雑誌です。自然科学の業界での論文誌としては最高峰とされています。
natureは週刊なので、毎週目次だけは必ずよみます。学術雑誌のランキングを付けるとすれば、トップのくるのはnatureでしょう。natureは、理系の研究者なら、必ず一度は目を通し、一生に一度は論文を発表したいと思う学術雑誌です。
natureには、工学から医学まで様々な分野の最先端を行く論文が掲載されます。今回の写真は、ヒトゲノム解読完了を報告した論文が発表されたときのnatureの表紙です。
nature級の学術雑誌は、この他にScience(サイエンス)、Cell(セル), Proceedings of the National Academy of Sciences(略してプロナス)の3誌があります。薬理屋にとっては、この他にNature medicine, Journal of Pharmacology And Experimental Therapeutics, British Journal Pharmacologyなどがメジャーな雑誌です。学生時代にBritish Journal of Pharmacologyに論文が掲載されましたが(卒業論文と修士論文をまとめた論文でした)、会社に入ってからは未だ論文投稿まで行ってません(特許は持ってますが)。英語での論文の書き方で苦労したのもいい思い出です。
natureなどの記事を検索し、新薬開発につながるヒントを得ることが多いのですが、本来は自分たちで新規ターゲットを見つけて薬を作り、natureレベルの雑誌に論文発表すべきだと思います。そのためには、学術雑誌以前に、個人的人脈でネタを出来るだけ早く嗅ぎ取るようにした方がよいのでしょう。その点、いろんな研究者があつまる学会は情報収集に絶好の機会、できるだけ出席するようにしたいです(旅行気分で行くときもありますが。。。)
スポンサーリンク
スポンサーリンク