(その1)「バックグラウンド」とは、研究者がこれまでの学習や研究活動により身に付けた知識のことです。薬作りに関わる研究者のバックグラウンドは、生化学、生理学、分子生物学、有機化学、分析化学、薬物動態学、薬理学などの分野にわたります。大学(学部)では、これらの分野について広く浅く学び、大学院および会社では研究活動を通じてより深い知識を身につけていきます。もちろん、バックグラウンドは広ければ広いほどよくなります。
(その2)測定器械を用いてデータを取る場合、試料を入れてない状態での測定値のこと。ノイズとかブランク値などともいいます。試料の測定値に対するバックグラウンドの比率が大きいと、データの誤差が大きくなり、実験の精度が落ちます。この場合はバックグラウンドは小さければ小さいほどよいことになります。バックグラウンドが高い場合、前の使用者の後片付けがうまく出来てないことが多いです。このあたり、マナーをしっかり守らないといけませんね。
(その3)バックグラウンドミュージック(B.G.M.)。数時間にわたる単純作業をおこなうことが多いんですが、とにかく眠くなります。そのときにはBGMをかけると効率が良くなります。ただ、余り派手にやると怒られるので注意。できればヘッドホンを。
スポンサーリンク