副作用
副作用;元々想定していた効果以外の薬の作用。副作用という言葉には、ネガティヴなイメージがありますが、副作用自身が新薬開発のヒントとなることもあります。パターンとしては、
1)薬の作用の延長上にある症状:血圧降下剤の効き過ぎによる立ちくらみや、血糖降下剤の効き過ぎによる低血糖(これは死亡することもあります)など。これらの副作用については、動物試験の段階で予想できますが、薬物のメカニズム上、避けられないので、使用時にはこれらの副作用に注意しなければいけません。
2)本来とは異なったターゲットを介して起こる症状:頻尿治療薬(抗コリン薬)での口渇や、風邪薬(中の抗ヒスタミン薬)の眠気など。この手の副作用は動物試験で予想できることが多く、化合物を探す段階で出来るだけ除くようにします。また、これらの副作用も、場合によっては新薬開発のきっかけともなります(抗ヒスタミン薬の睡眠導入剤ドリエルなど。眠気のい副作用を利用)。
3)予想外、原因不明の症状:薬剤アレルギー、スティーブンジョンソン症候群など。これらの副作用発現には個人差があり、動物試験段階での予想は非常に難しいです。臨床試験および市販後に、これらの副作用が生じたときは、厚生労働省に報告することが義務づけられています。その後、速やかに「緊急安全性情報」が発せられます。
私が所属する研究所の安全性薬理部門では、副作用の原因を調べるための研究もしています。



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