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メバロチン(プラバスタチン)

メバロチン錠10
 高脂血症の場合、1日10mg服用
1日あたり84.8円(1錠84.8円)
2017年6月現在

 メバロチン(三共、主成分プラバスタチン)はに、日本を代表する薬です。メバロチンは、かつては、日本で最も売上高が高い薬でした。メバロチンは、高脂血症患者の血液中のコレステロール量を減らし、動脈硬化などの生活習慣病の原因を予防するための薬です。

 コレステロールを下げる薬剤を開発しようと三共の研究者が研究を始めたのは1971年、実に33年前になります。 リーダーが『カビが好き』という理由で数千種類のカビから、コレステロールをさげるメバスタチンという物質を2年かけて発見しました。動物実験をへて、臨床試験まで進んだのですが、残念ながら発売されるまでには至りませんでした。

 一方、メルクなどの海外製薬企業も、三共のメバスタチンの開発を知り、同様の薬の開発を始めました。この競争は、結局メルクが1987年にメバコール(主成分ロバスタチン)日本の薬価基準には未収載)を発売し、メルクの勝ちに終わりました。メバスタチンは、長期にわたって服用すると副作用がおこる可能性があり、この副作用をなくすことに大分苦労し、1989年メバロチンにたどり着きました。

 メバロチンは爆発的ヒットとなり、横紋筋融解症という(ごくまれな)副作用があるものの、日本での売り上げNO.1の薬となりました。最近はメバロチンの特許切れにより、プラバスタチン製剤の後発品(ジェネリック薬)も続々と出ています。

 メルクに負けたとはいえ、コレステロール低下薬というコンセプトを世界で始めて掲げ、18年かけてメバロチンを世界的な薬に育て上げた三共の研究者はすばらしいと思います。 一つの薬が生まれるには、10年以上の期間がかかり、一人の研究者が成功を手にするのは容易ではありません。私もあとどれくらい研究職に入れるかわかりません。せめて、成功のきっかけでもつかめれば、、と思いながら仕事をしています。


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構造式

メバロチン(プラバスタチン)の耕造式



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