ブロプレス(カンデサルタン)とはどんな薬? 効果・副作用のメカニズム

ブロプレス(武田薬品、武田テバ薬品、主成分カンデサルタン シレキセチル)は、高血圧の治療薬です。

ブロプレスの主成分であるカンデサルタンは、血管収縮作用があるアンギオテンシンIIの働きを弱め、血管を拡張して血圧降下作用を示します。

ブロプレスの副作用としては、血圧が下がりすぎて起こる立ちくらみやめまいがあります。

特に、薬の飲み合わせで降圧効果が強く出すぎることがあるので、医師に自分が服用している薬剤を伝える事が必要です。

この記事では、ブロプレスの効果・副作用のメカニズムについて解説します。

薬価=薬の値段

ブロプレス錠の薬価(2019年3月現在)

目次

ブロプレスが効果を示すメカニズム

高血圧は、末梢の血管が強く収縮して血流が悪くなり、心臓が強い圧力で血液を押し出さなくてはいけない状態です。

高血圧が長く続くと、脳や心臓、腎臓の血管が高い圧力にとって傷ついて、脳卒中や心臓病、腎臓病の原因となります。

そのため、血圧を正常値に戻すためにブロプレスなどの薬剤を用いた治療が行われます。

ブロプレスは、末梢血管の収縮力を低下させることで降圧効果を示します。

ブロプレスの主成分であるカンデサルタンは、血管収縮に関与するアンギオテンシンIIとアンギオテンシンII受容体という2種類のタンパク質の機能を低下させます。

アンギオテンシンIIは、末梢血管の筋肉(血管平滑筋)表面にあるアンギオテンシンII受容体に結合して、血管平滑筋を収縮させます。

カンデサルタンもアンギオテンシンII受容体に結合できますが、血管平滑筋を収縮させる効果は持っていません。

したがって、ブロプレスを服用すると、カンデサルタンが存在することでアンギオテンシンIIが受容体に結合できなくなり、血管平滑筋が収縮できなくなり、血管が広がって降圧効果が生じます。

カンデサルタンのようなアンギオテンシンII受容体の機能を低下させる薬剤を、アンギオテンシンII受容体拮抗薬と呼びます。

ブロプレスの副作用のメカニズム

ブロプレスには、重い副作用はありませんが、気をつけなくてはいけないのは、血圧が下がりすぎて起こる立ちくらみやめまいなどの副作用です。

立ちくらみやめまいは、ブロプレスの効果で血圧が下がりすぎ、脳に十分な血液が届かなくなって起こります。

ブロプレスの効果が出すぎる大きな原因は、薬の飲み合わせです。

高血圧の治療では、作用機序が異なる薬剤を一緒に服用する併用治療が行われます。

ブロプレスだけでは十分な効果が出ないときに、他の薬を同時に服用すると、効果が一気に強くなる可能性がああります。

危険な場所での作業や運転中の立ちくらみやめまいは、怪我や事故に繋がり危険なので、効果が強くなる可能性がある場合には、これらの作業を控えることも考慮したほうが良いかもしれません。


ブロプレス(カンデサルタン シレキセチル)の構造式