PLとはどんな薬?

PL(塩野義製薬)はサリチルアミド、アセトアミノフェン、プロメタジン、カフェインが含まれている配合剤で、風邪などでよく処方される薬です。

サリチルアミド、アセトアミノフェンは、解熱鎮痛作用を持つ化合物で、風邪のときの頭痛や発熱を和らげることができます。プロメタジンは、鼻水やくしゃみの原因となるヒスタミンという生体内物質の働きを止めることで、これらの症状をを和らげる作用を有します。

一方、カフェインは、頭痛を弱めるという作用に加え、PLを飲むことで起こる眠気を防ぐために配合されています。脳の中では、ヒスタミンが覚醒の維持を担っています。プロメタジンはヒスタミンの作用をブロックするので、副作用として強い眠気が必然的に出てきます。カフェインはこの眠気を取ることを期待して配合されています。しかし、実際にPLを服用してみるとわかりますが、この作用がどこまで強いか、というのは疑問が残るところですね。

[この記事を書いた人]

薬作り職人

国内企業の医薬事業の企画部門に所属。入社後、生物系研究員として、化合物探索、薬理評価、安全性評価に携わりました。企画部門転属後は、研究員時代の経験と専門知識を活かし、各種創薬プログラムの企画運営に携わっています。薬剤師免許保有。