ボナロン| 病院でもらった薬の値段TOP

ボナロン
(アレンドロン酸ナトリウム 水和物)
ボナロン(帝人、主成分 アレンドロン酸ナトリウム 水和物、薬価 5 mg錠 = 105.1円, 35mg錠 = 680円)は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療薬です。ボナロンのターゲットである骨粗鬆症は、骨の量が少なくなり、手足の骨がもろくなる病気です。高齢の女性に多く見られ、背中や腰の痛みや骨折しやすくなるなどの症状が見られます。高齢者の骨折、特に足や腰の骨折では、歩くことができなくなって、寝たきりの生活に陥る可能性があります。そのため、高齢化社会である現在、ボナロンのような骨粗鬆症治療薬の必要性が高まっています。

ボナロンの作用メカニズムを知るには、骨の量をコントロールするメカニズムを知ることが必要です。

骨の量は、骨芽細胞と破骨細胞という細胞によりコントロールされています。簡単に言うと、骨芽細胞は骨を増やす働き、破骨細胞は骨を溶かす働き、をそれぞれ持っています。骨は、生体内のカルシウムやリンの貯蔵庫なので、いつでもリンやカルシウムを貯蔵したり放出できるように、骨芽細胞や破骨細胞がスタンバイしています。

通常は、骨芽細胞と破骨細胞の働きとはほぼ釣り合っているのですが、骨粗鬆症の場合は,破骨細胞の働きが骨芽細胞の働きを上回る状態になっています。ボナロンは、この破骨細胞の働きを抑制することで、骨が溶けるのを防ぎ、骨の量を増やします。

ボナロンは、ビスフォスフォネートと呼ばれる構造を持つ骨粗鬆症治療薬です。ボナロンのようなビスフォスフォネート類は、骨に吸着されやすい性質を持っています。そのため、骨の周りにいる破骨細胞が骨を溶かすときに、骨にくっついていたボナロンは骨からはなれ、そのままボナロンは破骨細胞のなかへ取り込まれます。

取り込まれたボナロンは、破骨細胞の活動に必要な物質(ファルネシル二リン酸)の合成を阻害することで、破骨細胞の働きを止めてしまいます。そのため、骨が溶け出さなくなり、骨芽細胞の働きにより骨の量が増えるのです。

ボナロンをはじめとするビスフォスフォネートは刺激性が強く、飲み薬の場合、うまく飲まないと食道に傷を付けてしまうことがあります。ボナロンの注意書きには、ボナロンが食道に引っかからないよう、服薬後30分は横になってはいけない、という項目があるほどです。となると、毎日ボナロンを飲み続けるのはちょっとしんどいかな、と思われるかたもいるかもしれません。

しかし。つい先日発表されたボナロンの新バージョンで、ボナロンの飲みにくさは幾分解消されました。これは、ボナロン35mg錠で、ボナロン5mg錠の7倍、つまりボナロン5mg7日分のボナロンが入っています。

つまり、毎日服用しなくてはいけなかったのが、1週間に1度の服用でよくなったのです。これが可能になったのは、ボナロンが骨に吸着しやすく、7日分のボナロンを骨にくっつけておくことができたからです。薬価は35mg錠 = 847.80円、お得ですね。

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ボナロン(アレンドロン酸ナトリウム 水和物)の構造式
ボナロン(アレンドロン酸ナトリウム 水和物)の構造式


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