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オパルモン| 病院でもらった薬の値段TOP

オパルモン
(リマプロストアルファデクス)
オパルモン(小野薬品。主成分 リマプロストアルファデクス、薬価 5μg錠 = 72.8円)は、狭くなった血管を広げたり、狭い血管で血液が固まるのを防いで、血行を良くするための
薬です。をのためオパルモンは、血管が狭くなり、血行不良になったことで生じる痛みや潰瘍の症状を改善します。オパルモンの主成分であるリマプロストアルファデクスとは、生体内で産生される物質、プロスタグランジンE1(PGE1)を改良した化合物です。

PGE1は、生体内で合成されるプロスタグランジンの一種で、血管を拡張する作用が非常に強く、かつ血小板の血液を固まらせる作用を強く抑制します。プロスタグランジンには様々な種類がありますが、いずれのプロスタグランジンも、非常に少量で強い作用を示します。オパルモンの場合、1錠に5μgのリマプロストアルファデクスが含まれています。普通の薬剤が主成分を1-10mg含んでいることを考えると、オパルモンは普通の薬の100分の1以下の量で作用を示すことになります(5μg = 0.005mgです)。

プロスタグランジンは、生体内では非常に強い活性を持つ一方、その寿命(通常は血液内の量が半分になる量=半減期で表します)は非常に短く、数分くらいしか作用しません。これは、プロスタグランジンの半減期が長いと、あまりに強い作用のため全身に様々な影響を与えるので、もともと分解されやすくなっているのだと思われます。通常は、プロスタグランジンは産生された場所のすぐ近くでしか作用しません。

しかし、この強力な作用を薬として用いない手はありません。オパルモンは、PGE1(の類縁化合物)を主成分とした、長時間にわたって作用する飲み薬を作ることを目標として開発されました。オパルモンは、胃や腸で分解されにくくかつ胃や腸で吸収されやすくするために、PGE1の構造を部分的に変化(メチル基を加えたり、二重結合を加えたり)させてできました。また、オパルモンでは生体内での分解を遅くするために、アルファデクス(αシクロデキストリン→簡単に言うとお砂糖の仲間が長くつながってできた円筒状の物質)を用いています。アルファデクスは、円筒状の構造のため、そのなかにプロスタグランジンを入れておくと、プロスタグランジン分解酵素が作用しにくく、分解されにくくなります。

このような工夫により、オパルモンは飲んで数時間の間、血液中に存在し、全身の末梢血管を拡張する作用を示すことが示されました。血管が狭くなったために神経などの機能に障害を受けた場合、この機能を改善するには、長期間の服用が必要となります。オパルモンは、飲み薬であるため、長期間にわたる服用がしやすく、患者さんにとっては使いやすい薬だと言えます。


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オパルモン(リマプロストアルファデクス)の構造式


オパルモン(リマプロストアルファデクス)の構造式

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