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エクセグラン| 病院でもらった薬の値段TOP

エクセグラン
(ゾニサミド)
エクセグラン(大日本住友製薬、主成分 ゾニサミド、薬価 100mg錠 = 33.6円)は、てんかんの治療薬です。エクセグランは、てんかんの発作、てんかんによるけいれんを抑制します。しかし、エクセグランの作用メカニズムについては、まだ良く分かっていません。

エクセグランは神経系の難病であるパーキンソン病についても治療効果がある、という論文が最近発表されています。(Murata.M et al.,Neurology. 2007 Jan 2;68(1):45-50)

パーキンソン病とは、脳内のドーパミンと呼ばれる神経伝達物質が少なくなり、運動障害などの症状を示す病気です。パーキンソン病は、目にする機会が多い病気で、モハメド・アリやマイケル・J・フォックスなどの有名人もパーキンソン病患者です。パーキンソン病の発症メカニズムには、分かっていないことが多く、パーキンソン病の完全な治療法は、まだ見いだされていません。

エクセグランとパーキンソン病の関わりが明らかになったのは、
「エクセグランをてんかんとパーキンソン病とを両方発症している患者さんに投与すると、てんかんに対する治療効果と同時に、パーキンソン病の症状が改善された」
という事実が、偶然に発見されたことがきっかけです。

その後確認されたエクセグランの効果は次の通りです。
エクセグランを、これまでのパーキンソン病治療薬(レボドパ)が効きにくい患者に対し、レボドパと同時に12週間投与すると、パーキンソン病の症状の改善が認められました。このときのエクセグランの投与量は、抗けいれん作用で用いられる投与量より少なくてよく、しかも、エクセグラン投与により、これまでに知られていない新たな副作用は認められませんでした。

この結果から、抗けいれん薬であるエクセグランが、パーキンソン病に対しても適用できる可能性が示されました。エクセグランをパーキンソン病へ転用するという方法は、新しいパーキンソン病治療薬を最初から作るのに比べると非常に簡便で、速やかに実用化できると考えられます。その理由としては、エクセグランの効き目がヒトで確認されている、これまでの抗けいれん薬としての使用によりエクセグランの安全性についての情報が、数多く得られている、などが挙げられます。

エクセグランの抗けいれん作用に対するメカニズムが分かっていないのと同様に、抗パーキンソン病作用のメカニズムも分かっていません。動物実験レベルでは、エクセグランは脳内でのドーパミン合成を盛んにして脳内のドーパミン量を増加させる、という結果が得られています。しかし、エクセグランのドーパミン合成増加作用に関与する、直接のターゲット分子は未だ見つかっていません。

エクセグランのターゲット分子をみつけることで、エクセグランよりもさらに治療効果の高いパーキンソン病治療薬の開発が可能になると考えられます。まずはエクセグラン自身の臨床応用を進めつつも、最終的には新しい薬を作り出す、という流れになるのかな?と個人的には思います。


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エクセグラン(ゾニサミド)の構造式 エクセグラン(ゾニサミド)の構造式


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