メチコバール| 病院でもらった薬の値段TOP

メチコバール
(メコバラミン)
メチコバール(エーザイ、主成分 メコバラミン、薬価 250μg錠 = 13.2円)は、糖尿病や抗がん剤治療などで障害をうけた神経の治療に使われます。例えば、メチコバールは、神経障害による手足の麻痺やしびれ、痛みなどの症状を抑えます。これは、メチコバールが、傷ついた神経細胞の再生を助けるためだと考えられています。

糖尿病や抗がん剤治療は神経細胞に障害を与えます。糖尿病の場合は、血液中の過剰な糖分が変化してできたソルビトールという物質が、抗がん剤治療の場合は抗がん剤自体が、神経細胞を傷つけます。

傷ついた神経細胞では、神経の信号が伝わる軸索(電線みたいなもの)の働きが弱まって、神経を通る信号がうまく伝わらなかったり、異常な信号が起こったりします。このため、神経が走っている部分の、腕や足、顔などが麻痺したり、しびれたり、痛くなったりするのです。

壊れた軸索を修理するためには、細胞の材料である核酸(DNAの部品)やタンパク質が、たくさん必要です。メチコバールは、神経細胞の中の核酸やタンパク質の合成を促進して、軸索の再生を促進します。この作用により、軸索は正常に戻り、神経には正常な信号が通るようになるのです。

メチコバールの正体は、ビタミンB12というビタミンです。メチコバールは、ビタミンB12の補酵素型と呼ばれる物質です。補酵素とは、酵素反応を助けるために必要な物質のことです。メチコバールは、生体内でおこる、メチル基転移反応という酵素反応を助けています。このメチル基転移反応によって、生体内での核酸やタンパク質合成がコントロールされています。そのために、メチコバールは神経細胞に対する再生促進作用を示します。

メチコバールは、作用が出るまでに何週間もかかります。これは、神経の再生スピードが非常に緩やかなためです。ただし、メチコバールを長い間飲んだからといって、体の中に残って悪さをするということはありません。これは、メチコバールは水溶性のビタミンなので、たくさん飲んでも尿によってすべて排泄されるからです。そういう意味では、メチコバールは飲みやすい薬といえます。




スポンサードリンク


メチコバール(メコバラミン)の構造式
メチコバール(メコバラミン)の構造式


前の薬  病院でもらった薬の値段TOP  次の薬


プライバシーポリシー