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ザジテン| 病院でもらった薬の値段Part2


ザジテン
(フマル酸ケトチフェン)
 ザジテン(ノバルティス、主成分フマル酸ケトチフェン、薬価 1mg カプセル = 58.9円)は、気管支喘息や、アレルギーによって起こる数々な症状を治療するための薬です。

ザジテンは、アレルギー症状を起こす引き金となる、ケミカルメディエーターとよばれる生体内の物質の働きを抑える働きがあります。気管支喘息も一種のアレルギー反応と考えられていたため、ザジテンは、まず気管支喘息の治療薬として使用されました。現在では、ザジテンは、様々なアレルギー性の病気に効果があることがわかっています。

アレルギーは、体の中に入ってくる原因物質(アレルゲン)に対して、体の中の免疫機能が過剰に反応しておこる病気です。アレルゲンは、最初に体内に入ったときに、免疫細胞によって記憶されますが、このときには、アレルギー症状はおこりません。しかし、アレルゲンが2回目に体内に入ったときに、免疫細胞がアレルゲンを見つけると、免疫細胞が活性化します。このとき、免疫細胞から放出されるのがケミカルメディエーターです。ケミカルメディエーターには、ヒスタミンをはじめとするさまざまな物質が含まれていて、アレルギー症状を起こします。

ザジテンは、このケミカルメディエーターが免疫細胞から放出されるのを防ぎます。また、ザジテンはケミカルメディエーターのなかのヒスタミンの作用を直接邪魔します。

ヒスタミンは、アレルギー症状を起こす原因となる細胞にある、ヒスタミン受容体というタンパク質に結合して、アレルギー症状のスイッチをオンにする働きがあります。ザジテンは、ヒスタミン受容体に結合する性質があるので、ヒスタミンがヒスタミン受容体に結合するのを邪魔します。ザジテンには、アレルギー症状のスイッチをオンにする能力はないことから、ザジテンは、ヒスタミンによるアレルギー症状を防ぐことができます。

ザジテンには、症状ごとに異なった製品が用意されています。ザジテンの飲み薬(カプセル剤、ドライシロップ)は、主に気管支喘息や蕁麻疹、皮膚炎のかゆみやアレルギー鼻炎に使われます。一方、ザジテンには、アレルギー鼻炎用の点鼻薬や、アレルギー性結膜炎(目の痒み)用の点眼薬が用意されています。

症状ごとに異なった製品が用意されているのには、ザジテンが作用してほしい部位(皮膚、鼻、目)に直接届くようにするという目的と、飲み薬で生じやすい全身性の副作用を防止するという、二つの目的があります。

ザジテンはヒスタミンの働きを邪魔するのですが、これが眠気などの全身性の副作用を引き起こします。脳の中ではヒスタミンは神経活動をコントロールする作用があるため、ヒスタミンの働きが邪魔されると、神経活動が低下して眠くなるのです。

ザジテンは、最近、医師の処方せんがなくても、一般の薬局で手に入れることができるようになりました。これをスイッチOTC薬、といいます。医師の処方せんが必要な薬は、一般人向けのテレビCMはできないのですが、スイッチOTC薬になると、テレビCMができるようになります。花粉症の季節には、ザジテンのコマーシャルがたくさん見られるようになるのでしょうね。



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ザジテン(フマル酸ケトチフェン)の構造式
ザジテン(フマル酸ケトチフェン)の構造式


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