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エバステル| 病院でもらった薬の値段Part2


エバステル
(エバスチン)
 エバステル(大日本住友製薬、主成分エバスチン、薬価5mg錠 = 80.8円)は、蕁麻疹や皮膚炎、アレルギー鼻炎や花粉症などのアレルギー症状の治療に用いられます。エバステルは、アレルギー症状を引き起こす原因となるヒスタミンという物質の働きを抑える薬です。

アレルギー症状が起こるときには、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が免疫細胞を刺激して、免疫細胞からヒスタミンという物質を放出させます。ヒスタミンは血管表面のヒスタミン受容体というタンパク質に結合することで、血管の壁に隙間を挙げる働きがあります。すると、血液中の水分が血管の外に染み出して、浮腫(水ぶくれ)を起こします。またヒスタミンは鼻の粘液を作る細胞を刺激して、鼻水の原因となる粘液を分泌させます。エバステルは、ヒスタミン受容体に結合する性質を持つので、エバステルは、ヒスタミンがヒスタミン受容体に結合するのを防ぐことができます。このため、エバステルはヒスタミンによるアレルギー症状を抑えることができるのです。

エバステルは体内に非常に長く存在するという性質を持つので、エバステルは1日1回の服用で十分効果を示します。服用回数が少なくてすむというのは、薬としては非常に使いやすい特徴です。1日3回服用しなくてはいけない薬よりも、エバステルのような1日1回服用で済む薬のほうが、きちんと患者さんに飲んでもらうことができます(これを服薬コンプライアンスがよいといいます)。

エバステルは体内に長い間とどまる性質を持っているのですが、これは、エバステルが体の中にゆっくりと吸収され、体の中からゆっくりと排出されるからです。エバステルの体内での存在量と効き目とは相関しているので、エバステルを飲んでも急激に作用が現れることはありません。エバステルは、徐々に作用が長い時間にわたって効果を示します。そこで、エバステルは、花粉症の予防のために使われます。つねにエバステルが作用し続けるようにしておけば、花粉症の原因となるヒスタミンの作用を抑え続けることができると考えられるからです。

花粉症の薬には、エバステルのようなヒスタミンの作用を抑える薬が多いです。いずれの薬も効き目は同じ程度ですが、効き目の現れ方や副作用(眠気)などの出方が、人によって異なってくることがあります。お医者さんや薬剤師さんと話し合って、自分にあった薬を選ぶことが大事ですね。



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エバステル(エバスチン)の構造式
エバステル(エバスチン)の構造式


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