トラベルミン| 病院でもらった薬の値段Part2


トラベルミン
(ジプロフィリン、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩)
 トラベルミン(エーザイ、主成分ジプロフィリン、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩、薬価 1錠 = 6.1円)は、乗り物酔いや、メニエール病によるめまいの治療に用いる薬です。トラベルミンは、めまいの原因となる内耳(耳の奥にあるバランス感覚をコントロールする器官)の働きをよくすることでめまいを抑えます。また、トラベルミンは、脳の中にある吐き気を調節する部分(嘔吐中枢)の働きを抑えることで、乗り物酔いのときの吐き気をとめます。

トラベルミンには2種類の成分が含まれています。その中のジプロフィリンは、トラベルミンのめまいを抑える作用に関係する成分です。

めまいが起きているときには、内耳につながる血管が縮んでしまって、内耳への血液の流れが悪くなっています。そして、この血液の流れの悪さが、内耳が持つバランス感覚の調節作用を乱すと考えられています。ジプロフィリンは、内耳につながる血管を広げ、血液を流れやすくする働きを持っています。このジプロフィリンの働きによって、トラベルミンはめまいを抑える作用を示します。

一方、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩は、トラベルミンの吐き気を抑える働きに関わる成分です。

ジフェンヒドラミンは、風邪薬の中にも含まれている成分で、体内のヒスタミンという物質の働きを抑える作用を持っています。風邪薬の場合、ヒスタミンは風邪による炎症を起こす原因なので、ジフェンヒドラミンは炎症を抑える作用をもちます。

一方、脳の中では、ヒスタミンは脳の活動を維持する働きをもっています。そのため、トラベルミンに含まれるジフェンヒドラミンは、脳の中のヒスタミンの働きをおさえ、脳の嘔吐中枢の活動を弱めることで、吐き気の症状を抑えるのです。ジフェンヒドラミンが脳の働きを弱めることは、ジフェンヒドラミンを含む風邪薬を飲むと眠くなる、ということからもわかります。

トラベルミンという名前は、この薬が乗り物酔いの治療薬であり、旅行には欠かせない薬になるように、ということから名づけられました。その名のとおり、トラベルミンを旅の必需品にしている人は多く、トラベルミンの名前に値する立派な薬として活躍しています。



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トラベルミン(主成分ジプロフィリン)の構造式
トラベルミン(主成分ジプロフィリン)の構造式

トラベルミン(主成分ジフェンヒドラミンサリチル酸塩)の構造式
トラベルミン(主成分ジフェンヒドラミンサリチル酸塩)の構造式


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