モディオダール(モダフィニル) 薬の豆知識
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モディオダール| 病院でもらった薬の値段Part3

モディオダール

(モダフィニル)


モディオダール(アルフレッサファーマ,主成分モダフィニル,薬価 100mg 錠 = 393円)は,ナルコレプシーという病気の治療に用いられる薬です。ナルコレプシーとは睡眠障害の一種で,通常眠気を感じないはずの日中にひどい眠気を繰り返し感じ,何度も居眠りをしてしまう病気です。モディオダールはナルコレプシーによって生じる眠気を防ぐ作用を持っています。

ナルコレプシーは眠気を主症状とする病気であることから,その治療には中枢神経に対し興奮作用をもつ薬が有効と考えられてきました。モディオダールが登場する以前は,リタリン(主成分塩酸メチルフェニデート)などの精神刺激薬が用いられてきました。しかし,これらの薬剤は作用メカニズムが覚せい剤と似ているため(ドパミンという背神経伝達物質の働きを高める作用),精神症状のために薬物乱用におちいる可能性がありました。そのため,これら薬剤と異なるメカニズムをもつナルコレプシー治療薬の開発が望まれ,登場したのがモディオダールです。

モディオダールの作用メカニズムはよくわかっていないのですが,動物を使ったさまざまな実験から脳内におけるヒスタミンの働きを強める作用があることがわかっています。

ヒスタミンは,アレルギーや炎症の際に生体内に分泌される物質として知られていますが,脳の中では神経活動を活性化させる働きを持っています。ヒスタミンの働きを抑えると炎症やアレルギー症状を抑えることができるので,ヒスタミンの働きを抑える薬(抗ヒスタミン薬)は,風邪薬やアレルギー鼻炎の薬として使われています。これらの抗ヒスタミン薬を服用すると強い眠気を感じることがありますが,これは脳内のヒスタミンの働きを薬が止めてしまうからです。

モディオダールは脳内におけるヒスタミンの働きを逆に強める作用をもっているので,抗ヒスタミン薬と反対の作用を示し,眠気をとる効果を示すのです。ヒスタミン自体は,これまでの中枢興奮薬でみられるような中枢作用には関与していません。そのため,モディオダールを動物に投与しても覚せい剤などを投与したときにおこる行動異常は起こりません。このことから,モディオダールでは安全なナルコレプシー治療薬となると考えられます。

とはいっても,実際にモディオダールを患者さんに使用すると,低い頻度ではありますが幻覚症状などがでることがあります。そのため,モディオダールは向精神薬に指定され,その使用は法律によって規制されています。


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モディオダール(モダフィニル)の構造式
モディオダール(モダフィニル)の構造式

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