コンサータ(塩酸メチルフェニデート) 薬の豆知識
×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

コンサータ| 病院でもらった薬の値段Part3

コンサータ

(塩酸メチルフェニデート)


コンサータ(ヤンセンファーマ、主成分塩酸メチルフェニデート、薬価 18mg錠= 328.4円)は、子供の注意欠陥/多動性障害(AD/HD)の治療に用いられる薬です。

AD/HDは、 不注意(物事に集中することができず、忘れ物が多い)、多動性(落ち着きがなく、じっとできない)、 衝動性(思いついた行動を唐突に行う、順番を待てない)などの行動が、社会生活に影響を及ぼすほどになった状態のことです。

AD/HDは、かつては個人の性格と見なされていたこともあったのですが、最近は脳の病気として認識されるようになり、薬による治療が行なわれるようになりました。

コンサータは、AD/HDの治療に広く用いられている「塩酸メチルフェニデート」を、安全に使いやすくするため、特別な技術(製材技術)を用いて開発された「塩酸メチルフェニデート徐放錠」と呼ばれる薬です。

コンサータは、錠剤の中から成分が持続的に放出される「徐放剤」と呼ばれるタイプの薬です。コンサータの錠剤には特殊なコーティングがされています。コンサータが、消化管の中に入ると、まずコーティング剤の中に含まれたメチルフェニデートが速やかに放出されます。その後、コーティングを通り抜けた水分が、錠剤の中の「プッシュ層」という成分にしみ込みます。「プッシュ層」は、水を吸うと膨らむので、その力でメチルフェニデートがじわじわと錠剤の外側に放出されます。

この2つのシステムを組み合わせることで、10時間の間、持続的にメチルフェニデートを放出することが可能になりました。コンサータは、1日1回の投与で十分治療効果をしめし、非常に使いやすい薬となっています。

コンサータの特殊な性質は、使いやすさのほかに、安全性の点からも大きなメリットをもっています。

メチルフェニデートは、中枢興奮作用という覚せい剤に似た作用をもつことから、乱用されるリスクが高いとされています。

しかし、コンサータはじわじわとメチルフェニデートを放出し、ゆるやかな作用を示すことから、覚せい剤のような常用を促す程の作用はおきにくいとされています。また、コンサータは特殊な構造をした薬であり、コンサータを覚せい剤のように注射やコンサータの錠剤からメチルフェニデートを取り出すことは普通の人には出来ません。その点からも、乱用のリスクは少ない薬だと考えられます。

一から新しい化合物を探すことばかりが新薬開発ではありません。コンサータのように、薬を使いやすく改良するというのも、立派な新薬開発の姿なのです。


スポンサードリンク

コンサータ(塩酸メチルフェニデート)の構造式
コンサータ(塩酸メチルフェニデート)の構造式

フルメトロン  病院でもらった薬の値段Part3  ジャヌビア

プライバシーポリシー