プラザキサ(ダビガトラン) 薬の豆知識
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プラザキサ| 病院でもらった薬の値段Part3

プラザキサ

(ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩)


プラザキサ日本ベーリンガーインゲルハイム、主成分ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩、薬価 75mg カプセル = 132.6円 )とは、血液が固まるのを防ぐ作用を持つ血液凝固阻害薬と呼ばれる薬です。プラザキサの適応症は、「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症予防」。これを、わかりやすく言いかえると「プラザキサは心臓のポンプ機能がうまく働かない患者さんの血管に血栓(血の塊)ができることを防ぐことで、塞栓症(血栓が血管を塞いで起こる病気、例えば虚血性脳卒中など)が起こるのを防ぐ」ということです。

血液というのは、もともと固まるための仕組みを(血液凝固系)を持っています。例えば、血液が体外に漏れ出したときは、血液凝固系のスイッチが入ります。すると、血液凝固系に含まれる様々なタンパク質(酵素)が、連鎖的に反応を起こすことで血液がかたまり、これ以上の出血を防ぎます。

プラザキサは、この血液凝固系のなかで中心的な役割を果たす、トロンビンという酵素の働きを止めることで、血液を固まりにくくする作用を示します。

プラザキサが用いられる心房細動の患者さんでは、心臓が血液を送り出す時に拍動のリズムが乱れ、血液がスムーズに送り出せなくなっています。心臓の拍動がうまくいっていれば、体内の血液の流れはスムーズで何の問題もないのですが、心房細動だと、このスムーズな流れが乱されて、血液の流れが悪くなります。すると、血液の流れが悪くなったところに血栓ができやすくなるのです。

このような患者さんがプラザキサを飲んでおくことで、血液凝固系の働きを低くしておけば、血液が固まりにくくなり、血栓ができにくくなるというわけです。

プラザキサが使われる前、この目的に使われていた薬は、ワルファリン(様々な商標名で発売されています:例 ワーファリン)です。ワルファリンは、プラザキサとは異なるメカニズムで、血液凝固系の働きを強力に抑える働きを持っています。

しかし、ワルファリンは以下に上げる理由から、患者さんにとっては少々扱いにくい薬となっています。血液を固まりにくくする薬というのは、効きすぎても効きが弱くても都合が悪いため(効き過ぎると、出血しやすくなります)、ワルファリンを服用する際には、以下の項目を守らなくてはいけません。

1)ワルファリンの作用を弱めるような食品(納豆、青汁、クロレラなどビタミンKを含む食品)は食べてはいけない、という食事制限があります。
2)ワルファリンの効果には個人差が大きいために、定期的に血液検査をして服用量を調整しないといけません。
3)他の薬との飲み合わせが不適切だと、作用が強まったり弱まったりするので、ワルファリンを飲む患者さんは薬の選択を慎重にしないといけません(これは、お医者さんや薬剤師さんの仕事ですが)。

もちろん、ワルファリンは長く使われている薬なので、安全に使うための使用法は非常によく調べられているのですが、やはり上記の様な縛りがあるために、ワルファリンが使いにくいと感じる方は多いようです。

プラザキサは、ワルファリンとは異なり、このような使いにくさが解消されています。食事制限はありませんし、血液検査の必要もないとされています。また、飲み合わせについても、ワルファリンにくらべるとそれほど気にしなくてすみます。ワルファリンと同程度の血液凝固抑制作用をもち、服用しやすいという点で、プラザキサは一歩進んだ薬であると言えます。

とはいっても、これは、プラザキサがすごく安全な薬だ、という事を示しているわけではありません。使いやすい薬といっても、すなわち安全というわけではないのです。便利な薬だからこそ、お医者さんや薬剤師さんの市道に従い注意して使用すべきです。

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プラザキサ(ダビガトラン)の構造式

プラザキサ(主成分;ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩) の構造式



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