コレアジン(テトラベナジン) 薬の豆知識
×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

コレアジン| 病院でもらった薬の値段Part3

コレアジン

テトラベナジン)


コレアジン(アルフレッサ ファーマ、主成分テトラベナジン、薬価 12.5mg錠 = 385.4円)は、ハンチントン舞踏病という病気に特徴的な症状である「舞踏運動」を抑えるための薬です。ハンチントン舞踏病では、ハンチンチンという遺伝子の異常によって、脳に萎縮などの変化が起こり、運動機能や精神機能に異常が生じます。運動機能の異常としては、自分の意志とは無関係に顔をしかめたりや手足が動いてしまう「舞踏運動」が挙げられます。精神症状としては、怒りっぽくなったり同じ事を繰り返したりという性格変化や、うつ症状が挙げられます。

ハンチントン舞踏病の患者さんにとって、舞踏運動は日常生活の様々な動作の妨げとなります。また、この症状が進むと、手助けなしに日常生活を送ることが難しくなります。コレアジンは、ハンチントン舞踏病の中の舞踏症状を抑制するために使用されます。

舞踏運動が、どのようなメカニズムで起こるのかはよくわかっていません。ただ、身体運動は神経活動の結果おこるので、過剰な神経活動を止めてやれば舞踏運動を抑えることができると考えられます。神経細胞は、神経間で刺激を伝達するときに、神経伝達物質を合成して細胞外に放出します。放出された神経伝達物質が、神経細胞に結合してこれを活性化(もしくは抑制)することで、刺激が神経細胞間で伝達されるのです。

コレアジンは、舞踏運動に関与する脳の部位において、神経伝達物質の放出量を減らします。神経伝達物質の放出が抑制されることで、舞踏運動につながる神経活動が抑制されるため、舞踏運動が抑制されるのだと考えられています。

コレアジンが神経伝達物質放出を減らすメカニズムは、次のように考えられています。神経伝達物質は、細胞内でシナプス前小胞という袋に注入された後に細胞外へ放出されます。中でも、モノアミンと呼ばれるタイプ神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなど)は、モノアミン小胞トランスポーターというタンパク質によって、シナプス前小胞に注入されます。コレアジンは、このタンパク質の作用を止めることで、シナプス前小胞に神経伝達物質が入らないようにします。神経伝達物質放出用の入れ物の中に、神経伝達物質が詰め込まれないので、神経伝達の放出が起こらないというわけです。

ハンチントン舞踏病の原因である神経変性を治療できる薬は、今のところありません。コレアジンは、症状を止めることはできますが、病気の進行を止めることはできません。治療薬開発のは、今後の基礎研究の進展が必要です。




スポンサードリンク
コレアジンの主成分(テトラベナジン)の構造式
コレアジンの主成分(テトラベナジン)の構造式


メマリー  病院でもらった薬の値段Part3 トビエース

プライバシーポリシー