これまでの薬を改良してみよう
新薬の開発において、他の製薬企業が開発した薬の欠点をなくし、より改良された良い薬である新薬を開発するというのは、よく使われる方法です。既存の薬の欠点をなくす方法をとる場合、これまでの薬(化合物)と同じような構造式を持つ薬を探索することが多く、この方法だと新薬開発が成功する可能性も高いです。
例えば、以下のようなアイデアがすぐ浮かびます。
- 注射しか出来ない薬を、飲み薬に改良する。
- 1日3回服用しなくては行けない薬を、1日1回服用ですむように改良する。
- 一回当たりの薬を飲む量を減らすよう改良する(1回3錠必要な薬を1錠ですむようにする)
- 薬剤耐性菌(抗生物質に対する抵抗性を有する菌)に対し効果を示すように、これまでの薬を改良する。
- 副作用をこれまでの薬より減少させる(これはちょっと難しい)
基本的に、患者さんが困ってる点を改良するということなので、臨床のお医者さんからの薬に関する情報が重要な役割を果たします。ただし、どの製薬会社も同じようなことを考えてるので、既存の薬の改良による新薬開発には、一歩踏み込んだニーズの認識と他社との競争に負けないスピードが要求されます。