季節感のない研究所の中では、-80℃の冷凍庫(ディープフリーザー)の霜とりが年末気分を盛り上げます。
-80℃の冷凍庫は霜がつきやすくて、すぐ扉が閉まらなくなってしまいます。その度にトンカチとかで霜を落としているのですが、さすがにそれだけではらちがあかない。そこで、年末に冷凍庫の電源を落として徹底的に霜をとります。
霜とりのついでに、冷凍庫の中のものの整理もやることが多いです。酵素とか、血漿サンプルとか、試薬とか、とにかくいろんなものが新旧混ざってでてくるでてくる。まるで、地層をなしてるよう。いろんなサンプルを見ると、「この人もう研究所にいないやん、今どうしてるんだろ」とか「あのプロジェクト、あっさりつぶれちゃったよな」とかいろいろと思い出話がでてくるのは、部屋の片付けのときとおんなじのり。
これが終わると、大掃除があって、打ち上げとなります。
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