タケプロン | 病院でもらった薬の値段TOP

タケプロン
(ランソプラゾール)

今回紹介する薬は、「タケプロン」(武田薬品、主成分ランソプラゾール、薬価 15mg カプセル = 95.2 円)です。タケプロンは、胃潰瘍の治療薬ですが、以前紹介した「ガスター(ファモチジン)」とは、作用メカニズムが異なります。

 ガスターもタケプロンも胃酸の分泌を抑える薬です。しかし、ガスターは胃酸分泌の合図となるヒスタミンという物質の働きを抑制するのに対し、タケプロンは胃酸を分泌するタンパク質、プロトンポンプの働きを抑制します。プロトンとは、酸性の原因となる水素イオンのことです。プロトンポンプは、胃の細胞内から細胞外(胃の中)に向けてプロトンをくみ出す働きを持つことから、プロトンポンプと呼ばれます。

 プロトンポンプを押さえることは、胃酸の元栓を締めるようなものなので、ヒスタミン抑制薬よりも作用は強く、利用頻度が高くなっています。また、胃潰瘍の原因因子とされている微生物「ヘリコバクター・ピロリ」を除菌するためにも使われます。タケプロンと抗生物質を併用し、タケプロンで胃の中の酸性度を下げ、抗生物質の作用を高めてヘリコバクター・ピロリを除去します。

 で、今回タケプロンを紹介したのは、「薬の商品の付け方」第2弾です。開発会社名+作用メカニズムというパターン。タケ=武田、プロン=プロトンポンプというわけ。似たようなパターンに不整脈治療薬「サンリズム」(サン=サントリー、リズム=(正常な)脈のリズム)や、「タナトリル」(タナ=田辺、トリル=ACE阻害薬の代表カプトプリル)などがあります。

(ただし、実際に私が名付けたわけではないので、あくまで推測です)。



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構造式
タケプロン(ランソプラゾール) 
タケプロン(ランソプラゾール)の構造式

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