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ラミシール
(塩酸テルビナフィン)
ラミシール(ノバルティス,主成分塩酸テルビナフィン,薬価 クリーム1% g = 41.4円)は,抗真菌剤,わかりやすくいえば,ラミシールは水虫の薬です。ラミシールの標的である真菌とは,カビのこと。真菌の中には、人の皮膚や爪に住み着いて,痒みや痛み引き起こすものがいます。このような状態は真菌症と呼ばれます。真菌症の中でも,私たちの生活に身近なのは白癬(はくせん)とよばれる真菌症で,特に白癬が足にできると水虫と呼ばれます。ラミシールは,白癬をはじめとする真菌類に対して強力な殺菌作用を有しているため,ラミシールは水虫の治療薬として使われています。

ラミシールの真菌に対する殺菌作用のメカニズムは以下のとおりです。真菌の表面は細胞膜という膜で包まれており,細胞膜は細胞の内部と外部を隔てています。細胞膜の重要な成分として,エルゴステロールという物質(コレステロールの材料)があるのですが,ラミシールはエルゴステロールの合成を阻害して,真菌の細胞膜を壊し,真菌を殺してしまいます。

エルゴステロールが合成される途中には,スクアレンという化合物からスクアレンエポキシドという化合物を作る化学反応があります。ラミシールは,この反応を阻害してエルゴステロールの材料となるスクアレンエポキシドが作られないようにするのです。

ラミシールの作用点である,スクアレンからスクアレンエポキシドという化合物を作る化学反応は,実はヒトの細胞にも存在します。しかし、ヒトの場合、真菌にくらべ非常に体が大きいので、真菌に作用を及ぼすようなラミシールの量では、副作用などヒトに影響を与えることはないと考えられます。

ラミシールは,水虫の薬であるので,通常外用薬として使われます。ラミシールには,液剤,スプレー剤,クリーム剤,錠剤と,いろいろなタイプ(製剤)があります。これは,ラミシールを塗るときには,体の部位によって薬のつけやすさが異なるからです。例外として,爪の中など,皮膚の上からラミシールが届かないようなときには,錠剤を服用することになります。

まぁ、ラミシールのお世話になる前に、水虫などにならないよう清潔にしておいた方がよいですね。


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ラミシール(塩酸テルビナフィン)の構造式

ラミシール(塩酸テルビナフィン)の構造式


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