持続性Ca拮抗剤:田辺三菱製薬、主成分 ニトレンジピン
BAY=ドイツバイエル社開発のLO= Low「降下させる」TENSIN= Tension「血管の緊張,収縮→高血圧」バイエル社開発の「血圧降下剤」「血管抵抗の低下剤」という意味。他にも、会社名が入っている薬剤名はありますね。
片頭痛治療剤:ノバルティス(販売中止)、主成分 酒石酸エルゴタミン
配合成分の一般名に由来するCafergot(Caffeine+Ergotamine)。語尾をちょっとひねってますね。
前立腺肥大症治療剤:MSD、主成分 アリルエストレノール
P=Prostate:「前立腺」の頭文字、per=hypertrophy:肥大、selin=senile:老人(性)の、老齢のために起こる前立腺肥大という意味。
蛋白分解酵素阻害剤:鳥居薬品、主成分 ナファモスタットメシル酸塩
開発治験記号FUT-175 より命名した。開発治験記号ってカッコいいですよね。TAKとかCSとかFKとかYMとかいろいろありますし。
血液凝固阻止剤:共和クリティケア、主成分 ダナパロイドナトリウム
Organon(社名)とHeparan sulfate の合成語。社名をつけるパターン。いろいろバージョンがありそうです。
合成副腎皮質ステロイド剤:共和クリティケア、主成分 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム
Org の由来は会社名のOrganon であり、これに、副腎皮質ホルモン製剤(adreno-cortical-hormone)をあわせ、Orgadrone と命名された。社名第2弾。オルガノンって言う英単語だから、つけやすいんでしょうね。
抗悪性腫瘍剤:サノフィ、主成分 フルダラビンリン酸エステル
本剤の一般名である「リン酸フルダラビン」から「フルダラ」と命名。「だら」ってどっかの方言にありましたよね。
再発・難治性急性前骨髄球性白血病治療剤:日本新薬、主成分 タミバロテン
旧開発コードAm80 とLeukemia(白血病)に由来する。Leukemiaからレイクって言う発音はありうるんだろか?
経皮複合消炎剤:マルホ(販売中止)、主成分 副腎エキス、ヘパリン類似物質、サリチル酸
ドイツ語の「mobil(よく動く)」に由来する。すなわち、関節がよく動くようになる薬という意味を持つ。関節リウマチの薬です。リウマチのときは、関節がうまく動かなくなります。ラートという語尾はドイツ語系?
カルバペネム系抗生物質製剤:明治製菓、主成分 ビアペネム
オメガ(Ω、ω)はギリシア語の24字中の第24字で、「最後」という意味を有する。最後の切り札ってことでしょうか。思い切った名前です。耐性菌出てきたらどうするんだろう?
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