コンスタン| 病院でもらった薬の値段Part3


コンスタン
(アルプラゾラム)
 コンスタン(武田薬品、主成分アルプラゾラム、薬価 0.4mg 錠 = 10.4円)は、心身症の精神症状(不安、緊張、うつ、睡眠障害)や身体症状(胃潰瘍、過敏性腸症候群、自律神経失調失調症)のの治療のために用いられる薬です。コンスタンは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬と呼ばれる種類の薬です。コンスタンは、不安を引き起こすような神経活動を鎮めることで不安を取り除き、不安によって起こる体の不調を改善することが出来ます。

コンスタンは、脳の神経細胞にあるベンゾジアゼピン受容体というタンパク質に結合し、これを活性化させる性質を持っています。ベンゾジアゼピン受容体が活性化されると、神経細胞の活動を低下させるGABA(γ-アミノ酪酸)という物質の働きが強まります。そして、不安を引き起こす神経の働きが低下し、抗不安作用をしめす(不安がおさまる)のです。

コンスタンのようなベンゾジアゼピン系の薬物は、神経活動を低下させるというメカニズムを持っています。そのため、抗不安作用の他にも、眠気が起こったり、筋肉が弛緩して脱力感が起こったり(運動を調節する神経の働きが低下するため)する作用なども持っています。つまり、ベンゾジアゼピン系の薬物は、睡眠薬や筋弛緩薬としても使用できます。

しかし、ベンゾジアゼピン系の薬物には様々な種類があり、薬によって薬理作用の出方に差があります。コンスタンは、脱力感という副作用が起こりにくいため、抗不安薬や睡眠薬として用いられているのです。

コンスタンの主成分であるアルプラゾラムは、武田薬品が開発したものですが、実は、この化合物とほとんど同じ化合物が、アメリカのアップジョンという製薬会社でも偶然開発されていました。実は、薬の特許を出すときに、似たような化合物をライバル会社が開発していることがわかり、特許に引っかかるために開発できない、ということはよくある話です。

普通は、後から開発した方が手を引くのですが、この薬の場合は2つの会社は手を組んで、共同でアルプラゾラムを開発しました。競争相手こそ最大のパートナー、、っていうことでしょうか。


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コンスタン(アルプラゾラム)の構造式

コンスタン(アルプラゾラム)の構造式

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