レキソタン(ブロマゼパム) 薬の豆知識

レキソタン| 病院でもらった薬の値段Part3

レキソタン

(ブロマゼパム)


レキソタン中外製薬、主成分 ブロマゼパム、薬価 5mg 錠 = 15.5円)とは、神経症やうつ病の時におこる不安や緊張、心身症の時に起こる体の不調感や不安や緊張を抑えるための薬です。レキソタンのような薬は、抗不安薬とよばれており、トランキライザー(精神安定剤)という呼び方もあります。

レキソタンは、その化学構造からベンゾジアゼピン系抗不安薬と呼ばれます。レキソタンの構造式を見ると、ベンゼン環(6角形の輪)とジアゼピン環(7角形の輪)が並んでいて、ジアゼピン環にもう一つのベンゼン環がぶら下がっています。この組合せを、ベンゾジアゼピン骨格と読んでいます。このベンゾジアゼピン骨格のまわりに色々な化学構造を付け加えた化合物は、共通して抗不安作用を持ちます。レキソタンもそのような化合物の一つです。レキソタンの主成分であるブロマゼパムは、スイスの製薬会社であロシュ社によって開発されました。レキソタンは、ベンゾジアゼピン系抗不安薬のなかでも古い薬で、日本では1977年から販売されています。古い薬ではありますが、その強い効果のため、今でもレキソタンが処方されることは多いようです。

レキソタンは、神経の興奮を低下させる働きを持っています。レキソタンは、神経細胞の表面にあるベンゾジアゼピン受容体というタンパク質に結合します。ベンゾジアゼピン受容体は、神経細胞の興奮性を低下させる作用を持っています。レキソタンは、この受容体の働きを高め、不安につながる神経の興奮を低下させて、抗不安作用を示すというわけです。

ベンゾジアゼピン受容体は神経の活動を低下させる、ということは、不安を鎮めると同時に、いろいろな作用を示す、ということを意味します。たとえば、ベンゾジアゼピン系の薬剤を飲むと眠くなります。そのため、ベンゾジアゼピン系の薬剤の中には、不眠症の治療につかわれるものもあります。ただ、レキソタンについては、強い抗不安作用に比べて眠気が起きにくいという人が多いようです。また、ベンゾジアゼピン系の薬剤によって筋肉を制御する神経の活動が低下すると、筋肉が緩みふらつきが起こったりもします。このことから、肩こりの治療にレキソタンが処方されることもあるようです。このように、使用目的によっては、副作用とされたものも立派な効き目となります。

ベンゾジアゼピン系の薬剤は沢山存在しますが、ここまで述べたような複数の作用の出方によって、それぞれの薬剤には個性が生じます。その個性にあわせて、お医者さんは薬剤を処方しているということです。


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レキソタン(ブロマゼパム)の構造式

レキソタンの主成分:ブロマゼパム



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